8月22日神奈川

本日土曜は時短ですが17時より営業しております。連日、猛暑が続いておりますが、暑さは生ビールの美味しさもアップすると言うことで、水分補給しながらどうぞお気をつけてお過ごしください。

さて浮世絵でGo To 東海道五十三次の旅は四日目「神奈川」。

神奈川 台之景。

現在も当時の地名が残る台町。その名の通り高台から見下ろす眺望は景勝地としても有名でした。茶屋が軒を連ねていて、巡礼の親子連れや客引き女が旅人を引っ張ってる姿がみえます。1802年に十返舎一九が書いた「東海道中膝栗毛」、いわゆる弥次喜多道中でもこの宿場の客引き合戦や抜け参りの話がでてきますので、その約30年のち、広重はそこから着想を得て版画を制作したのかも知れません。

さてペリーが率いる黒船が浦賀にあらわれたのは1853年、その5年後に日米修好通商条約で結ばれ、貿易を前提として、箱館、神奈川、新潟、兵庫、長崎の五港が開港されます。しかし幕府は神奈川湊ではなく、対岸の横浜村に港や居留地をつくり開港地とします。理由は東海道に直結する神奈川宿や神奈川湊で外国人との衝突を避けるため。山下町や山手の外国人居留地が出来たおかげで元町が発展し、港の見える丘公園や山下公園も存在すると言えるでしょう。

次は保土ヶ谷宿へまいります。

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