二十四節気も第8番目、小満(しょうまん)となりました。5月も三分の二が過ぎ、気がつけば年が明けてからもうすぐ半年も立とうとしているのだと思うと本当に驚くばかりです。日の入りもすっかり遅くなり、6時を過ぎても明るい日差し、爽やかな心地良い気候は草木も一段と枝葉を伸ばす時期です。
暦便覧によると小満は「万物盈満(えいまん)すれば草木枝葉繁る」とありますから、昔からこの世の生けるものすべてが盈満(=みちあふれる)季節なんですね。麦の穂がつくのもこの時期なので、実りに少し安心した=小満という意味もあるようです。春の名残から初夏のはしりでお腹も満たしていただければと思います。