3月21日お彼岸

春分の日も迎え、今週は春のお彼岸です。暑さ寒さも彼岸まで、といいますがまるで冬の寒さが戻ったような冷たい風雨に震えましたが、寒さのおかげで桜の開花は先延ばしになりそうでホッとしてみたり。もうお花見の時期もすぐそこまで近づいてきています。

お彼岸といえば、餅米とあんこで作るお菓子を思い出しますね。春の彼岸は「牡丹餅(ぼたもち)」、秋の彼岸は「お萩(おはぎ)」と呼ぶそうです。関東と関西の呼び方の違いか、粒あんかこしあんの違いかと思っていたのですが季節の花だったとは…露知らず、でした。

日毎に日の入りも遅くなってきて、西の空の高い位置にはひときわ明るい木星が輝いていました。

3月1日ひな祭り

3月はひな祭り、暦ももうすぐ啓蟄となり、冬ごもりをしていた虫たちが春の陽気に出てくる時期です。立春から春分までの間、日本海側に低気圧があり、南から吹く強い風である「春一番」は今年は2/19でしたが、気がつけば冬将軍も鳴りを潜めて、日中はすっかり春の陽気。季節は確実に春へと向かっています。このごろは開店時間になってもまだ空が明るく、日が長くなってきました。

上巳の節句はもとは人型などを川に流して邪気や厄を払う風習でした。いまは桃の節句は女の子の成長を願い、段飾りの雛人形など形を変えてきました。京王プラザホテルのエントンランスに飾ってあった吊るし雛は動物や植物、海山のもの、鞠や小槌などめでたいもの尽くしでした。ひとつひとつには魔除けや無病息災、子孫繁栄、大願成就、家内安全、不老長寿、五穀豊穣といろいろな意味合いや言い伝えが含まれているそうです。

先月は二十歳を迎えた娘さんと084で一杯、というお客様もいらっしゃいましたが、雛人形に託す思いのように子供たちの成長をあたたかく見守れる世の中になるといいなと思います。